【サッカー】シンビン(一時的退場)制度の導入は必要か?メリット・デメリットを解説

2023年11月28日とあるニュースが発表された。

国際サッカー評議会(IFAB)は、試験的に「シンビン(一時的退場)」制度の導入する意向を示した。対象となるケースは審判員に対する異議としている。

目次

シンビンとは?

警告(イエローカード)対象となる反則を犯した選手を一時的に退場させる制度である。もとはラグビーに導入されている制度で、サッカーにも導入していくかどうかという状況である。

シンビンの実施はいつ?

すでにアマチュアレベルの試合では実施されており、審判への異議などは減少傾向という報告もある。

これから、プロのリーグなどでの実施を目指していくのか?目が離せない状況である。

今回の対象は「異議」だが、戦術的な反則などシンビンの対象の拡大も考えられる。

導入のメリット

  • 試合の公平性を保つことができる
  • 退場処分による試合の流れの変化を抑えることができる
  • 異議の減少によりプレー時間の増加

退場によるゲームバランスの崩壊を防ぐことができ、審判への異議も減れば、プレー時間の増加に繋がり、観客の満足度向上にもつながる。

デメリットは?

・レフェリーの判断にゆらぎが生じる可能性がある

・一時的退場を受けたチームは選手復帰まで時間稼ぎをする可能性

警告と退場の中間的なシンビン。

レフェリーも人間であるため、判断にゆらぎが生じる可能性。

そして警告で済むところが一時的退場をしなければいけないとなると人数のバランスが変わるためゲームの流れの変化につながる可能性がある。特に最近のフットボールはポジショナブルプレーという考え方があり一時的であっても、人数の減少はゲームプランの変更になりかねない。

また選手の復帰のための時間稼ぎなどが起こる可能性が高いと思われる。

まとめ

今回発表されているシンビン制度は、審判への異議を減らすというメリットがある一方で、退場のハードルが下がる分、人数のバランスの変化が、ゲームの流れを容易に変えてしまう可能性がある。

今後の運用状況を見ながら、制度の改善していく必要があるだろう。

個人的には、シンビン制度は必要だと考えている。審判への異議を唱えている時間が減り多くのプレー時間を楽しめる。また、完全な退場処分による試合の流れの変化を抑えることで、観客の満足度を高めることにもつながる。

フットボールの魅力の向上に繋がることを願うばかりだ。

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