この記事では少年サッカーにオススメの1対1のメニューを紹介します。
指導をしていてこんなことありませんか?
・ドリブルで相手に突っ込んでしまう
・相手のプレスをかわせない
・フェイントを使ってドリブル突破ができない
少年サッカーではよくある光景だね!
今回は「相手の逆を突く」をテーマにした、2ゴールの1対1を紹介します。
なぜ逆を突けないのか?
練習の解説に入る前に、なぜ逆を突けないのか理解しておきましょう。
×相手との距離感やスペースを認識していない
×スピードの緩急がつけられない
×単純に足元の技術が足りない
上記のような状況を認識したうえでトレーニングに入るとコーチングがスムーズにいきます。
逆を突けない原因を理解しておこう!
動画で解説
ボールなしでの1対1
ボールありでの1対1
オーガナイズ
大きさ:10m×10mのグリッド、コーン幅2m
用具:マーカー、コーン、ボール、ビブス
【進め方】
〈ボールなしで1対1〉
・グリッドの対角にチームを分けて位置します
・攻撃をするチーム、守備をするチームを決めます(時間でチェンジします)
・コーチの合図で1対1を始めます
・攻撃側は2つのゴールのうちどちらかを通過できれば1点です
・守備側は相手をタッチすることでディフェンス成功です
・得点、または守備が成功したら、コーチの合図で次の選手が1対1を始めます
・時間で区切ってどちらのチームが多く得点できたか競わせましょう
〈ボールを使って1対1〉
・ルールは一緒で、攻撃と守備を決めてコーチの合図でスタートです
・攻撃はコーンをドリブル通過
・守備がボールを奪う、もしくはボールがグリッドから出たら、次の選手が1対1を始めます
・こちらもチーム戦で得点を競わせてください
【時間】
15分程度
【対象年齢】
U7~
キーファクター
・見て判断(相手の位置やスペースなど)
・スピードの緩急
・ドリブルの技術
・勝負のこだわり
成功に導くために
まずはボールなしで行いルールを覚えてもらいましょう。
そこで起きる事象として、攻撃の選手が目指すゴール方向に対して背中を向けてしまう可能性があります。(鬼ごっこのような追いかけっこにさせない)
コーチングポイントとして、目指すゴール、相手と正対をさせましょう。
攻撃側に対して目指すゴールが二つあることを意識させてください
スピードの強弱についてプレーを止めて説明をしましょう
選択肢を持たせることにより、判断のキャンセル、方向転換などできるとグッドです
守備側に対しては、相手に突っ込んでしまうとどうなってしまうのかを伝えて下さい
ちょうどいい距離感、2つのゴールに対してどちらも守れる準備ができるとグッドです
ボールを使って行う際もポイントは一緒ですが、難易度はあがります。
特に攻撃側は目線が下がってしまいますので、コーチングで見ながらプレーをさせてください。
チーム戦で得点を競わせてあげると、子どもたちの本気度は変わりますので、罰ゲームなどつけたりして、楽しく技術を身に付けさせましょう。
まとめ
今回は「相手の逆を突く」をテーマにした、2ゴールの1対1を紹介しました。
見て判断すること、方向を変える足元の技術、スピードの緩急など、1対1に欠かせない要素が詰まったトレーニングです。
サッカーにおいて1対1はとても重要な場面ですので、しっかりと身に付けさせましょう。
楽しみながら、テクニックの習得をしよう!
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