この記事では、少年サッカー、特に低学年にありがちな「ボールの持ちすぎ問題」を解決する練習メニューを紹介します。
指導をしていてこんな経験ありませんか?
・ゴール前に明らかなフリーな選手がいるのにパスをしない
・相手に囲まれてしまっているのにパスをしない
低学年にありがちな光景だね!でもなんでパスをしないのかな?
パスをしない理由は大きく分けて3つあります。
・個々の能力差があるから
・点を取りたい、試合に勝ちたい気持ちの表れ
・そもそも周りが見えていない
以上の理由を踏まえて、指導者が意識しなければいけないことは、子どもたちの全力のプレー、勝ちたい気持ちは大切にしつつも、パスという選択肢を作ってあげることが重要です。
パスをしない理由を理解した上でコーチングしてあげようね!
それでは練習メニューの解説に行くよ♪
動画で解説
オーガナイズ
・大きさ:縦12m×横5m(年代やレベルに応じて変えて下さい)
・マーカー、ボール
【進め方】
・1対1+サイド2サーバー(赤同士で1対1、青がサーバー)
・コーチからのボール配球でスタート
・1対1で反対のラインをドリブル突破で1点
・2サーバーが動ける範囲は縦のライン上のみ(ボールを奪ったりはできません)
・サーバーはパスのみ
・サーバーはボールも持っている選手の味方(3対1の状況になる)
・ボールアウト、得点になったら、コーチから配球で再スタート
・1から2分程度でサーバーと1対1の選手交代
【時間】
10分〜15分
【対象年齢】
U8〜
キーファクター
・攻撃の優先順位(ゴールが1番)
・ボールコントロールの質
・見て判断する
・サーバーのサポートの質
成功に導くために
まずは優先順位を意識させましょう。
ゴールが1番の目的です。
サーバーの選手にパスをしたあとどこでもらえると得点につながりやすいかを考えさせます。
次にサーバーのサポート位置について考えさせましょう。
DFの足が伸びてきそうな所を意識してどこまで下がる、もしくは上がるのか。
ワンツーなどの事象が出てきたらいい感じです。
まとめ
今回は「1対1+サイドサーバー」を紹介しました。
「自分とボール」という関係から「自分とボールと相手と味方」という関係性に変化していくことで、ボールの持ちすぎ問題から抜け出せるのではないでしょうか。
選手の技術や勝負へのこだわりを認めつつ、フットボーラーとして1歩成長させてあげられるように努力をしましょう。
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