サッカーにおいて、数的不利な状況は試合の流れを大きく左右する重要な要素です。しかし、適切なトレーニング方法を身につければ、数的不利の状況からゴールを守ることは可能です。
今回の記事では、「1対2+1DF」の守備練習に焦点を当て、動画を用いて詳細な解説を行います。この練習は、数的不利な状況でどのように守備を組織し、相手の攻撃を阻止するかを学ぶのに最適です。
守備時の状況判断
サッカーの守備にもたくさんのシチュエーションがあります。
ミドルサード付近で攻守の切り替え時に数的不利になった場合の守備
サッカーの試合では、攻守の切り替え時に数的不利な状況になることが少なくありません。ミドルサード付近でこのような状況に陥った場合、どのように守備をすればよいのでしょうか?
守備の判断
数的不利な状況での守備の判断として最も重要なのは、相手の攻撃を遅らせて味方が戻る時間を作ることです。ボールを奪うことやプレスをかけることも重要ですが、状況によってはリスクを伴います。
相手攻撃を遅らせるための守備には、以下の方法があります。
- パスコースを限定する
- 相手選手に時間を与えない
数的不利な状況での守備は、状況に応じて適切な判断をすることが重要です。
ガムシャラに守るのではなく状況を理解しながら守ろう!
動画で解説
オーガナイズ
大きさ:縦18m×横14m
用具:マーカー、コーン、ゴール、ボール、ビブス
【進め方】
・赤が守備で青が攻撃です
・コーチがコーンの色を言って攻撃の選手にパスをします
・言われた色のコーンのラインにいるDFはそのコーンを回ってから守備に入ります
・攻撃がゴールを決める、アウトプレーになる、もしくは守備がボールを奪ったら終了
【時間】
15分程度
【対象年齢】
U10~
キーファクター
・守備の優先順位(遅らせるのか?奪いに行くのか?)
・粘り強い守備
・チャレンジ&カバー
・攻撃のコンビネーション
成功に導くために
数的不利な状況からの守備
守備が数的不利な状況からスタートする場合、まずは相手の攻撃を遅らせて味方が戻る時間を作ることが重要です。そのためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 相手選手に突っ込みすぎない
- ゆっくりと後退しながら守備する
- プラス1のDFは状況に応じてプレスバックまたはカバーリングを行う
相手選手に突っ込みすぎない
相手選手に突っ込みすぎると、簡単に突破されてしまいます。そのためには、冷静に状況を判断し、適切な距離感を保ちながら守備しましょう。
ゆっくりと後退しながら守備する
焦って前へ出てしまうと、背後を取られるリスクがあります。そのためには、ゆっくりと後退しながら守備し、相手選手の攻撃を誘導しましょう。
プラス1のDFは状況に応じてプレスバックまたはカバーリングを行う
プラス1のDFは、状況に応じてプレスバックまたはカバーリングを行う必要があります。前線から戻りながらの守備となるため、状況判断が重要です。
攻撃側への声掛け
攻撃側には、数的有利な状況を活かしてフィニッシュまで持ち込むように声掛けしましょう。
まとめ
今回の記事では、数的不利な状況での守備トレーニングについて解説しました。
サッカーの試合では、数的不利な状況は必ずと言ってよいほど発生します。
チーム全体で共通認識を持ち、適切な守備を行うことで、失点を防ぐことができます。
ぜひ、普段のトレーニングに取り入れてみてください。
たくさん練習していこう!!
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