【サッカー】第4の審判員は主審よりも大変?役割や業務内容を解説!

第4の審判員は、サッカーの試合を陰で支える重要な役割を担っています。

しかし、その役割や仕事内容については、意外と知られていないのではないでしょうか?

主審のサポートから交代手続き、ベンチコントロールまで、試合をスムーズに進行させるために欠かせない役割を担っています。

そこで今回は、第4の審判員の役割や業務内容を徹底解説していきます!

~この記事で学べる事~

・第4の審判員とは?

・主な5つの役割について

・実は主審よりも大変?

初心者審判の方でもわかりやすいように、細かいところまで解説していくよ!

目次

第4の審判員とは?

サッカーの試合において、主審、副審2人に加えて配置される審判員のことを、第4の審判員と呼びます。

第4の審判員の役割は、サッカー競技規則(Laws of the Game)2023/24にこのように記載されています。

第4の審判員の援助には、次のものも含まれる。
・交代の手続きの管理
・競技者と交代要員の用具の点検
・主審のシグナルや承認を受けたあとの競技者の再入場
・ボール交換の管理
・前半、後半(延長戦を含む)の終了時に主審がプレーに追加しようとする最小限のアディショナルタイムの表示
・テクニカルエリアに入っている者が責任ある行動を取らなかったことについて主審へ伝達

引用元:サッカー競技規則2023/24
  • 第4の審判員の役割の重要性

第4の審判員は、主審の補佐役として、試合をスムーズに進行させるために欠かせない存在です。主審が試合の進行や判定に集中できるように、交代の手続きやボール交換、ベンチコントロールなどの業務を担当します。

これらの業務は、主審一人で行うのが難しいものです。第4の審判員がこれらの業務を担当することで、主審は試合の進行や判定に集中することができ、よりスムーズで公正な試合を実現することができます。

  • 第4の審判員の活躍例

第4の審判員は、試合の進行を円滑にするために、さまざまな活躍を見せています。

例えば、交代の手続きにおいて、第4の審判員は、交代する選手と交代要員の確認、交代要員が正しい順番で待機しているかの確認、交代の合図など、さまざまな作業を迅速かつ正確に行うことで、主審の負担を軽減しています。

また、ボール交換において、第4の審判員は、ボールが破損した場合、新しいボールを準備、管理することで、試合の進行を妨げないようにしています。

さらに、ベンチコントロールにおいて、第4の審判員は、両チームのベンチの選手やスタッフの行動を監視し、試合の進行を妨げる行為を防止することで、より公正な試合を実現しています。

このような第4の審判員の活躍は、試合の質を高め、サッカーの魅力をより多くの人に伝えることに貢献しています。

目立たない所でたくさんの活躍をしているんだね!

第4の審判員の主な5つの役割

主な5つの役割について詳しく解説していきます。

交代の手続きの管理

交代の手続きは、試合の進行を円滑にするために重要な手続きです。第4の審判員は、交代の手続きを迅速かつ正確に行うことで、主審の負担を軽減し、試合の進行を妨げないようにする必要があります。

交代の手続きを行う際に、以下の点に注意する必要があります。

・主審へ通知

交代が行われることについて事前に主審に通知しなければいけません。

交代する選手と交代要員の確認

交代する選手と交代要員の確認は、交代の手続きの基本です。第4の審判員は、交代する選手と交代要員の背番号を確認して、正しい選手が交代するようにする必要があります。

・用具の点検

基本的な用具を身に付けているか?または、認められない用具を身に付けていないか確認をします。

ボール交換や管理

ボールに不具合や破損があった場合、試合を中断せずに新しいボールを準備する必要があります。また、ボールが試合場外に出た際に新しいボールを入れることもあります。

ボール管理の際には、以下の点に注意して下さい

  • 主審の指示に従う

ボールの管理については、主審の指示に従う必要があります。主審がボールを交換するように指示した場合は、新しいボールを準備して、主審に渡します。

主審の承認を得ずに交換はできないと覚えておいてください。

アディショナルタイムの管理

第4の審判員は、前半、後半の最後に、主審によって決定された最小限のアディショナルタイムを表示します。

・アディショナルタイム表示までの流れ

審判団の打ち合わせ次第ではありますが、基本的には、終了の1分から2分前くらいに主審から第4の審判に追加する時間を伝えます。

伝え方は打ち合わせしたジェスチャーであったり、プロの試合などではインカムなどを用います。

それを受けた第4の審判は試合が終了するタイミングで追加する時間を表示します。

ベンチコントロール

ベンチコントロールとは、両チームのベンチの選手やスタッフの行動を監視し、試合の進行を妨げる行為を防止する役割です。

ベンチコントロールを行う際には、以下の点に注意する必要があります。

・テクニカルエリアから出ないようにする

一定のエリアがありますのでそこを超えないように監視します。

・判定に対して異議を唱える交代要員やスタッフなど

ジャッジに対しての不満や疑問を唱える人へのマネジメントを必要に応じて行います。

主審の援助

具体的な主審の援助の例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 主審が気づいていない反則や違反行為を発見した場合、主審に報告する
  • 主審が交代やボール交換などの手続きを行っている間に、試合の進行を監視する
  • 主審が負傷者の対応をしている間、ピッチの監視する
  • 主審がを懲戒罰を与える必要がある場合、主審をサポートする

主審が気づいていない反則や違反行為を発見した場合、第4の審判員は主審に報告することで、試合の公正を保つことができます。

また主審が負傷者の対応や懲戒罰の手続きなどを行っている際、ピッチの内外の監視など行います。

第4の審判員は主審よりも大変?

第4の審判員と主審は、どちらが大変かという問いには、一概に答えることはできません。第4の審判員と主審は、それぞれに異なる役割と責任を負っているからです。

主審は、試合の進行と判定を最終的に責任を負います。そのため、主審は、試合のすべての状況を常に把握し、正確な判断を下す必要があります。また、選手やスタッフからのクレームや暴言にも対応する必要があります。

主審は、第4の審判員よりも、より多くの責任を負い、より高いプレッシャーを感じていると言えます。そのため、主審の方が大変だと考える人もいるでしょう。

しかし、第4の審判員も、主審の援助や交代の手続きなど、試合の進行に欠かせない役割を担っています。そのため、第4の審判員も、主審と同様に、高い責任感を持って、試合の進行に貢献しています。

中でも、両チームのベンチとの関り、マネジメントといった面ではピッチ上でのレフェリングとは違った難しさがあります。

こういったことを踏まえて、どちらが大変とは言い切れませんが、第4の審判員は間違いなく重要で大変な役割を担っていることでしょう。

まとめ

今回は「第4の審判員」について解説しました。

第4の審判は、試合の公正と円滑な進行に貢献する重要な役割を担っています。

実践経験をたくさん積み、試合の進行を監視する力や、主審とコミュニケーションをとる力などを身に付けて、素晴らしいゲームになるように努力していきましょう。

フットボールの魅力を最大に引き出すために欠かせない存在だね!

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