少年サッカーの試合で審判を担当するお父さん、お母さん、そしてこれから審判を始めようと考えている方々へ、少年サッカーの審判は、選手の夢を守る重要な役割を担っています。しかし、審判を始めたばかりの初心者にとっては、不安や悩みも多いのではないでしょうか。
こんな悩みありませんか?
・サッカーのルールを知らないけど、少年団などのルールで審判資格を取らされる
・試合で審判をするときに緊張してしまう
・ミスジャッジをしてしまい落ち込んでしまう
今回は少年サッカーの4級審判員としてピッチに立つ人、なかなか上達せず伸び悩んでいる人に向けて、審判活動歴10年の筆者が、初心者が必ず身につけるべき「3つの心得」をご紹介します。
・審判員として活動していく心構えを学べます
・失敗を恐れないで挑戦する気持ちになります
・サッカーがより楽しくなります
サッカー審判の役割と責任とは?
サッカー競技規則を正しく適用し、試合の公平性と安全性を担う重要な役割を担っています。審判の正確な判定や的確な判断が、試合の勝敗や選手の安全に大きく影響することもあります。
そのため、サッカー審判には、サッカーのルールを熟知し、冷静に判断する能力、そして選手や観客にリスペクトの姿勢が求められます。
ですが、最初は誰だって初心者です。覚えることの多いサッカーのルールそしてプレッシャー。
これは審判員たるもの必ず通る道です。
次の項目からは審判員としての活動の心構えを具体的に解説します。
心得1~経験こそが最大の武器!たくさんのチャレンジをしよう~
サッカー審判として成長するためには、何よりも経験が大切です。
試合をたくさん経験することで、以下のことができるようになります。
- サッカーのルールや判定を学ぶ
- 選手の動きや試合の流れを把握する
- 試合を円滑に進めるための方法を身につける
- 冷静に判断する能力を身につける
最初は緊張して思うようにジャッジできないかもしれませんが、経験を積むことで、自然と落ち着いてジャッジできるようになるでしょう。
そのため、とにかくたくさんの試合にチャレンジして、経験を積むことが大切です。
また、異なるレベルや年代の試合を経験するのも、成長につながります。
U12世代くらいの選手たちは、激しさも出てきてファウルの判定など難しい場面があるかもしれません。その点、オフサイドや関節フリーキック、ドロップボールなど、大体は理解していると思います。
しかし、U9世代(小学3年生)くらいであればどうでしょう?
激しさこそあまりないかもしれませんが、ルールの理解はまだそこまでだったりします。
例えば、オフサイドの反則を取ってもポカンとしてしまう子が多いと思われます。
このような場合は審判の方が試合を円滑に進める努力が必要になるでしょう。
「〇番のところから再開してね!」とか「今のはオフサイドの反則だから〇〇チームのフリーキックね!」など言葉で説明する場面もあります。
年代が異なるだけで、経験の幅が広がるんです。
こうやって審判としての経験や引き出しが増やしていきましょう。。
審判割りなど決まった部分もあると思いますが、チャレンジできる試合は笛を吹いて、たくさんの経験をしてください。
心得2~失敗は当然!そこから得る学びをたいせつに~
サッカー審判も人間である以上、ミスをすることはあります。
失敗を恐れてチャレンジしないのではなく、失敗から学び、成長することを大切にしましょう。
失敗したときは、なぜ失敗したのか、どうすれば失敗を防ぐことができるのかをしっかりと考えてください。
また、他の審判の失敗から学ぶことも効果的です。あるあるな失敗ってけっこうあるんですよね。
審判の失敗あるある
・時計を一つしかしてなくてその時計が止まったもしくは電池切れになる
・ゴールインかどうか際どい判定の時に、明らかにゴールラインから遠いところにいる
・PK戦の時の進行がグダグダになる
上記のような場面に遭遇した、もしくは経験した方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。ですが、改善点は明白ですよね?
他者の失敗は自分の失敗だと思ってその改善点を考えることで自身の成長につなげましょう。
とにかく「失敗」をプラスに持っていくことが重要です。
具体的には、以下のことに気をつけましょう。
- 失敗を責めず、反省する
- 失敗から学び、同じミスを繰り返さないようにする
- 失敗を糧にして、より良い審判を目指す
失敗を恐れず、チャレンジし、そこから学ぶことで、審判として成長することができるんです。
あとは、上級審判から指導を受けることで、客観的な意見をもらうことができます。
アドバイスはしっかりと聞きましょう。
同じようなことをいろんな方に言われることもありますが、それだけ大事なことだと思ってください。
常に学ぶ姿勢を見せていれば多くの知識があなたにやってきて、レフェリングの向上に繋がります。
心得3~とにかくサッカーを楽しむこと~
サッカー審判は、試合の公正性と安全性を担う重要な役割を担っています。しかし、審判もサッカーの一部です。試合を盛り上げ、選手や観客に楽しんでもらうことも大切です。
そのためには、まずは自分がサッカーを楽しむことが大切です。
審判という立場から、フィールドに立てる喜び、そして選手の頑張りを一番近くで感じられること、試合の熱量だったりと楽しい要素がたくさんあります。
サッカーを楽しんでいると、自然と笑顔になり、選手や観客も楽しくなります。
審判として試合を裁くときは、とにかくサッカーを楽しみましょう。
サッカーを楽しむためには、以下のことを意識しましょう。
・試合に臨む前に、心を落ち着かせる
試合に臨むときは、緊張して自分を見失ってしまうことがあります。そんなときは、深呼吸をして、心を落ち着かせましょう。
・選手や観客の声援を受け入れよう
試合に臨むときは、緊張して自分を見失ってしまうことがあります。そんなときは、深呼吸をして、心を落ち着かせましょう。
・自分なりの工夫をしよう
試合を盛り上げるために、自分なりの工夫をしてみるのも良いでしょう。選手に声をかけたりして、試合をより面白くすることができます。
サッカーを楽しむことの大切さ
サッカーを楽しむことは、審判にとっても選手や観客にとっても大切です。
審判がサッカーを楽しむことで、試合をより公正に、より安全に裁すことができます。また、選手や観客も、安心して試合を楽しめるようになります。
サッカーを楽しむことで、みんなが幸せになれるのです。
まとめ
今回は3つの心得を紹介しました。
当たり前のことを書きましたが、意外とできていない人が多いのも事実です。
「初心者だから」とか「チームのために強制でやらされているだけ」などはフィールドに入ったら通用しません。
選手も日々努力をしています。
そんな選手たちをリスペクトしながら審判も努力を当たり前のようにするべきです。
そうやっていくうちにリスペクトされる審判へ成長します。
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